
気軽にアルバイトでお金を稼ぎたい!
でも、接客はしたくないし、工場は嫌だし、事務も嫌だし…
そんなあなたに、郵便局の年賀状仕分け、スキー場のフロント、コンビニ弁当製造工場、コンビニのレジ、お歳暮受注業務、物流センター事務、ファミレスのキッチン、コールセンター …etc… 15種類の仕事経験のある私がおすすめするのが…
「ラブホテルのベッドメイク」 です。

えっ、ラブホテルってどんなことやるの?
ふつうのホテルとは違う?
なんかちょっと怖そう…
など、ピンとこない部分も多いと思います。
そんな方に、私がラブホテルで1年半アルバイトした経験から、以下3つをまとめました。
- ラブホテルでのベッドメイクでやること
- ラブホテルのバイトが向いてない人、おすすめな人
- ラブホテルならではの、おもしろ体験
ちなみに、私がアルバイトしていたのは、地元でチェーン展開していて、部屋数が多いラブホテルでした。
接客は嫌い…嫌なことがあると即仕事をやめていた私が、学校を卒業するまでの1年半もストレスフリーで働けていたのは【覚えることが少なくてカンタン】【規則がゆるい】という所が気に入って長く働けました。
「接客アルバイトはしたくない…」
「ラブホテルのバイトってどんなことやるの?」
と興味のある方の参考になればと思います。
ラブホテルには「ベッドメイク(清掃)」と「フロント」のアルバイトがありますが、この記事では、接客が一切ない「ベッドメイク(清掃)」のお仕事をご紹介します。
もくじ
ラブホテルのベッドメイク、仕事内容
ラブホテルでやることは、ざっくり書くと主に
- シーツやタオルの取り換え、ベッドメイク
- 風呂、トイレなど水回りの清掃
- 消耗品(ゴム、ローション、シャンプーなど)の補充
という感じで、取り扱ってるものは違うものの、やることはビジネスホテルなどの清掃と似ています。
ふつうのホテルとは違う点
ふつうのホテルはチェックイン・チェックアウト時間に決まりがありますが、ラブホテルには決まりがなく、基本的には休憩2~3時間の利用が主になるので、完全にお客様がいなくなる時間がありません。
また、土日祝日は忙しく、クリスマスやバレンタインなどは繁忙期で、待ち客ができたりする時もあります。
そのため、繁忙期や土日祝日と平日では、清掃の内容が違っていました。
平日の昼間は、床を掃除機でくまなく掃除をしますが、繁忙期などはそんな時間がなく…。
コロコロやガムテープを使って、毛やゴミを取り、手早く見た目をパパッと整えて、とにかく回転数を多くする…という方法でした。
ラブホテルでは、土日祝日は清掃が適当…とまではいきませんが、平日よりも短時間での清掃になっています。
この点は宿泊者のために毎日清掃をする、ふつうのホテルと大きく違います。
ラブホテルの清掃、ある日の1日
基本的に「部屋が空いたら掃除をするだけ」なので、作業は毎日同じことの繰り返しです。
↓
清掃する部屋が無くなったら、待機部屋でタオルを折ったり、消耗品の補充をする
↓
部屋が空いたら指示が入るので、指示された部屋に行って掃除
ラブホテルのアルバイトが向いていない人、おすすめな人
ラブホテルのアルバイトが向いていない人
まず、こういう人はやめておいた方がいい…というのを挙げます。
- そもそも掃除が嫌い、汚れが気にならない
- 体力が無い
- 二人一組での作業が苦手
- 昇給したいという意欲がある人
そもそも掃除が嫌い
清掃のチェックをされますので、汚れがあっても気づけない…ということがあると、再度清掃したり二度手間になります。
そもそも掃除が嫌いな人は、ホテルの部屋より自分の部屋をきれいにした方が良いです。
また、男性はアルバイトで入ってきても定着率が悪く、ベッドメイクで働いているのは9割女性…という状況でした。
体力が無い
繁忙期は清掃する部屋の数もこなさなければいけないので、ある程度の体力も必要です。
基本的にはホテル内の移動はお客様に合わないようにするので、エレベーターではなく階段で移動します。
さらに、お風呂の掃除後は天井からはじっこまで、水滴をすべて拭く…という作業もあります。
逆に、運動不足だったりダイエットのために汗をかきたい人には、お金ももらえて一石二鳥なので、デスクワークよりは健康的です。
二人一組での作業が苦手
私が働いていたラブホテルでは、シフトが一緒のメンバーでくじ引きをして、二人一組になって部屋を掃除していました。
特にベッドメイクでシーツなどを直す時は、一緒に作業をすることになります。
掃除をする時はそれぞれ分かれますが、完全に一人になることは無いので、お客様とは顔を合わせませんが、同僚に嫌いな人がいる…となるとしんどいです。
昇給したい意欲のある人
ほぼ毎日同じ作業の繰り返しになりますので、昇給がほとんどありません。
長年働いていても、時給が数十円アップの程度なので、昇給を期待して長期間働くには向いていません。
アルバイトで、少しでも昇給したい!という場合は、飲食店など他の仕事の方が良いです。
私は学生の時に、主に土日祝日、夏休みなどは平日もラブホテルで働いていました。
少しでも気にくわないことがあると、即時にアルバイトを辞めていた私が1年半続けられたのは、【覚えることが少なくてカンタン】【規則がゆるい】など、理由があります。
ブラック企業で働いた私の経験談はこちら
https://fujishilog.info/useful/blackcompany-quit/
ラブホテルのアルバイトはこんなところがおすすめ
- 規則がゆるい
- 服装が自由で見た目を気にしなくていい
- やること(覚えること)が少ないのでアルバイト初心者向け
- 客と顔を合わせなくていい
規則がゆるい
規則については、特にめんどうな決まり事がありません。
特に髪型や髪の毛の色、ネイルも自由なので、アルバイトのために変えたくない!
接客や食品を扱う仕事だと、ネイル禁止、髪の毛の色が派手だとNG…など規則が厳しいので、縛られたくない方にはうってつけです。
服装が自由
清掃時の服装は、私が働いていたホテルは特に決まり事がなく、だいたいみんな「ジャージ+Tシャツ」でした。
制服もありませんので、汚れてもいい服を各自着る…という感じで、何を着ていても完全に自由でした。
やること(覚えること)が少ないので初心者向け
飲食店のアルバイトは基本的に覚えることも規則も多いので、アルバイト初心者には厳しい点が多いです。
ですが、ラブホテルは掃除の流れなど、やることも毎回決まっているので、一度覚えてしまえば、何も考えることがありません。
イレギュラーな対応は全くありませんでした。
客と顔を合わせなくていい
お客様とは、できるだけ遭遇しないようにしますので(服装もジャージですしね…)「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などを言うことは無いです。
うっかり遭遇してしまった時は、言ってる人もいましたが、私はできるだけ見ないようにして一切言いませんでした。
ラブホといえば、ラブホの上野さんのこちらもおすすめです。
仕事をやめて、ひとまずバイトしたい人にもラブホテルがおすすめ
勢いで仕事辞めてしまったけど、次の仕事までとりあえず楽なアルバイトして安定収入がほしい…という方。
ひとまず今の辞めて違うことをしたいな…という方にも、飲食店よりも数十倍楽で、人の出入りが激しいこともあり、辞めやすいのでラブホテルの清掃アルバイトはおすすめです。
もし、今の仕事が辛くてやめられずに悩んでいる方は、退職代行サービスのNEXTの利用も検討してみてください。
ラブホテルあるある、おもしろ体験
ラブホテルならではの、こんな体験もありました。
- 地獄!ローションまみれのマットと風呂
- 悲劇!お風呂に毛ガニ
- 驚愕!アダルトチャンネルつけっぱなし
- 疲労!お腹がすきすぎて食べ残しのピザ食べる
地獄!ローションまみれのマットと風呂
ローションででろんでろんになった風呂場に踏み込んでしまい、ローションマットに転倒しました。
芸人かよ!という状態でしたが、ローション風呂を掃除するのは死ぬほど大変です。
だいたいローション使用後は使いっぱなしが多く、悲劇です。
身に覚えがある方は、使用後にちょっとでもシャワーを流していただきたい。
悲劇!お風呂に毛ガニ
あったかいお風呂に毛ガニが浮いていたこともありました。
しかも、一切手をつけていませんでした。
ゆでようとしたの??プレイで使ったの??
シュールすぎます。いまだに謎です。
驚愕!アダルトチャンネルつけっぱなし
掃除のために部屋に入ると、アダルトチャンネルがつけっぱなしの事が多々あります。
部屋に入るなり、喘ぎ声。
最初は「ヤダ~><」という感じでしたが、慣れというものは恐ろしく、つけっぱなしのまま清掃することも。
もちろん清掃後にはホテルの案内チャンネルに合わせます。
疲労!お腹がすきすぎて食べ残しのピザ食べる
クリスマスやバレンタインの時期のラブホテルは繁忙期です。
掃除が追い付かず、稀に残業することもあり、一日中ずっと清掃していることも。
この時は、疲れすぎてお腹がすいて、たまたま入った部屋で、半分以上残っていた宅配ピザを…清掃に入ったみんなで食べました…。
その際はすみませんでした、エビカニおいしかったです。
皆さんは絶対にマネしないでください。疲れてどうかしてました。
ラブホテルのバイトは楽しい
ラブホテルのバイトは、覚えることややることも少なくかんたんで、髪の毛の色や爪なども自由です。
その分いろいろな人が働いており、学生や主婦、外国人、平日は会社員をしていて土日だけバイトに来る人…など様々です。
私が働いていたラブホテルは、主婦の方や20代で同じくらいの年代の人も多かったですが、清掃が主なこともあり、みんないい意味でドライで、めんどくさい人間関係もありませんでした。
接客や事務職など、いろいろな職業で働いてきた私ですが、ラブホテルの清掃の人間関係ほど楽だったものはありません。
おまけに、ラブホテルってどんなにボロそうでも潰れずに、何十年も営業しているところが多くないですか?
たとえ名前が変わったりしても、ずっとラブホテルで営業していたり…。
不況にもめっぽう強い業種だとしみじみ感じますので、そういった意味でも、慣れればほんとうに楽なので、扶養の範囲内で働きたい方や、安定して長く働きたい方にはおすすめです。
ラブホテル業界で働きたいなと思った方は、キャリアスタートなどで募集をしているか確認してみましょう。
この記事が、お仕事探しをしている方の参考になれば幸いです。
ラブホの上野さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
ラブホの上野さん、まだ読んだことがない方は是非。おすすめです。
ブラック企業で働いた私の経験などはこちら
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